横浜市観光協会、園芸博の500日前に合わせ特別企画 クルーズ船やエアキャビンを花で装飾


「ヨコハマフラワークルーズ」の船内からの景色

「ヨコハマフラワークルーズ」の船内からの景色

11月1~3日の三連休で実施

 横浜市瀬谷区で開催予定の2027年国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」(以下、園芸博)は、11月4日で開催500日前を迎える。これに合わせ、横浜市観光協会では11月1~3日、観光ブランディング「花の港」の新事業「ヨコハマフラワーシャワーズ」の特別企画を実施する。みなとみらいのクルーズ船や都市型ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマエアキャビン)」を花で彩るインスタレーションを展開。生ドーナツブランドとのコラボや、花で彩られた移動式観光案内所も登場するなど、地元企業も多数参画する。

 同協会は今年9月、園芸博の機運醸成を目的に「花の港」を開始。名称は、かつて幕末や明治期にかけて、横浜港から日本の花々が世界に送り出されていたことに由来している。「花の港」の既存事業として、週末を中心に花火を打ち上げる「ヨコハマナイトフラワーズ」、おすすめの記念日の過ごし方を専用サイトで提案する「ヨコハマプレシャスフラワーズ」を展開している。

 今回実施する企画は、花に包まれる体験を提供する三つ目の新事業「ヨコハマシャワーフラワーズ」の一環。花で装飾されたクルーズ船で運河を巡る「フラワークルーズ」、花に包まれて空を舞う「フラワーエアキャビン」を実施する。

 フラワークルーズでは、船内を花で装飾したクルーズ船「かなもえ」でみなとみらいの運河を約20分かけて航行。フルオープンデッキの船上から、横浜ランドマークタワーや大観覧車「コスモクロック21」、横浜赤レンガ倉庫などの景観を一望できる。乗船場所は日本丸メモリアルパーク前のピア日本丸で、乗船は無料(先着順、当日乗船券配布)。

「ヨコハマフラワークルーズ」の船内からの景色
「ヨコハマフラワークルーズ」の船内からの景色

 フラワーエアキャビンでは、「ヨコハマエアキャビン」の限定2台を花で装飾。1台は港をイメージした爽やかなブルー、もう1台はバラをイメージしたロマンチックな内装とし、異なる雰囲気を楽しめる。特別装飾のキャビンは、11月9日まで運行する。

 このほか、横浜発のカフェ「UNI COFEE ROASTERY」の生ドーナツブランド「UNI DONUTS」とコラボした限定ドーナツも期間中に用意。3種の花のフレーバー(バラ、キンモクセイ、ラベンダー)を加え、横浜ハンマーヘッドの店舗で販売する。

生ドーナツブランド「UNI DONUTS」とコラボした限定ドーナツ
生ドーナツブランド「UNI DONUTS」とコラボした限定ドーナツ

 期間中は、観光やイベントに関する情報を発信する、花の移動式観光案内所「YOKOHAMA FLOWER BASE(ヨコハマフラワーベース)」も登場。案内所では横浜商科大学の学生が観光客への案内係を務め、次世代の観光人材育成にもつなげる。

「ヨコハマフラワーベース」の前で、地元企業の代表者らと記念写真の撮影に望む岡田伸浩理事長(左から1人目)
「ヨコハマフラワーベース」の前で、地元企業の代表者や横浜商科大学の学生と記念写真の撮影に望む岡田伸浩理事長(左から1人目)

園芸博きっかけに、花と幸せがあふれる豊かな港町へ

 10月30日に行われたメディア発表会では、横浜市観光協会の岡田伸浩理事長、横浜市にぎわいスポーツ文化局の足立哲郎局長があいさつ。同事業の概要や今後の意気込みを語った。
 
 岡田氏は、「観光まちづくりのブランディングテーマとして掲げている『花の港』は、1年半後に開催を控えたGREEN×EXPO2027の機運醸成の一環として、この都心・臨海部を中心に横浜の新たな魅力づくりを、街の皆さまと一緒に盛り上げていこうという思いが込められている」と説明。園芸博をきっかけに、「花の港」を通じた新たな観光まちづくりに取り組む方針を示した。今後は同事業を通して、MICEや観光客誘致はもちろん、横浜市民や地域事業者が幸せを感じられるよう、花と幸せがあふれる豊かな港町・横浜の実現を目指すとした。

 横浜市の足立氏も、「GREEN×EXPO2027への機運醸成もさることながら、その先の横浜、そして都心・臨海部のにぎわいづくりにしっかりつなげていきたい」と意気込みを述べた。

横浜市観光協会の岡田伸浩理事長
横浜市観光協会の岡田伸浩理事長

横浜市にぎわいスポーツ文化局の足立哲郎局長
横浜市にぎわいスポーツ文化局の足立哲郎局長

 
 
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