JR東海は10日、2023年から伊藤忠テクノソリューションズ(CTC・東京都港区)の支援を受けながら開発を進めてきた、超電導リニア機械設備の保全業務におけるデータ連携を実現する機械運用システム(Machine Operating System、MOS)について、一部の機械設備でシステム構築が完了したため、今月までに山梨リニア実験線で運用を開始したと発表した。今後は、対象の機械設備を順次拡大するとともに、システムのブラッシュアップを進める。
JR東海では、リニア中央新幹線でのデータに基づく機械設備の点検・保全業務の効率化や品質向上を実現するため、データ連携アプリケーションの導入を検討。同新幹線の開業に向けた業務の変化にも対応しつつ、進歩が著しいICT(情報通信技術)分野の技術を柔軟かつ迅速に、システムに機能追加・変更できるようにすることでDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、効率的な運営体制の実現を目指している。【記事提供:交通新聞】
会員向け記事です。





