次世代につなぐ観光まちづくりがテーマ
國學院大學は11月5日、「第6回 観光まちづくりフォーラム~持続可能な地域の実現に向けて~」を同大学の渋谷キャンパスで開催する。観光まちづくり学部主催のもと、「次世代につなぐ観光まちづくり」をテーマとした議論が展開される予定だ。
少子高齢化や過疎化が深刻化する地方での課題解決策として、観光振興の役割に焦点を当てる今回のフォーラム。名古屋市の円頓寺商店街を中心に空き家・空き店舗活用を30年近く手掛けてきた建築家の市原正人氏、宮城県大崎市鳴子温泉で米づくりを通じた地域活性化に取り組むNPO法人「鳴子の米プロジェクト」の上野滝人氏、広島県福山市で鞆の浦の町並み保存活動を続けるNPO法人「鞆まちづくり工房」代表の松居秀子氏の3名がパネリストとして登壇する。
産官学の連携で観光まちづくりを推進
これまでの同フォーラムには国土交通省や観光庁、環境省などの関係省庁担当者、DMO(観光地域づくり法人)や観光関連団体の関係者、旅行代理店関係者らが来場。オンライン視聴者を含め約350名が参加した実績を持つ。
参加者からは「観光まちづくりに携わる者として、様々な方のお話を聞くことができ、とても貴重な経験でした」との声も寄せられている。観光まちづくり学部長の西村幸夫教授がコーディネーターを務め、同学部学生がアシスタントとして参加する形式で進行される。
同フォーラムは第1部(15:00~15:20)と第2部(15:20~18:00)の2部構成。第1部では針本正行学長の挨拶、一般社団法人日本旅館協会の桑野和泉会長による来賓挨拶、西村学部長による学部説明が行われる。第2部ではシンポジウムが開催される。
会場は國學院大學渋谷キャンパスの常磐松ホール。渋谷駅から徒歩約13分。一般参加者はオンライン視聴での参加となる。駐車場・駐輪場はなく、自動車・自転車での来校は不可とのこと。
國學院大學観光まちづくり学部は「地域の歴史、文化、自然をみつめ、観光を基軸に持続可能な『まちづくり』を考え、多様な側面から地域に貢献できる、『地域を見つめ、地域を動かす』人材育成」を目指している。





