富山県魚津市に観光の新たな足、「EVトゥクトゥク」誕生 導入は県内初


「EVトゥクトゥク」のイメージ

「EVトゥクトゥク」のイメージ

 富山県の魚津観光まちづくり株式会社(四十万隆一代表取締役)は10月24日、電動のトゥクトゥク(EVトゥクトゥク)のレンタルサービス「魚津まちなかレンタルEV『トゥクる』」をスタートした。県内でのEVトゥクトゥク導入は初。魚津市観光の新たな足として、観光客に向け魅力を発信している。

 魚津市には、富山湾を望む全長8㌔の海岸線「蜃気楼ロード」、市街地には「米騒動発祥の地」「魚津城跡」などの歴史的遺構、山間部には“日本一美しい円筒分水槽”といわれる「東山円筒分水槽」など、多数の観光資源が点在している。観光客などからは海と山を巡るツアーを望む声が多数寄せられている一方、観光客の足となるレンタカー会社は市内に少なく、移動手段は市民バスとレンタサイクルに限られているのが現状となっている。

 こうした課題に対して、同社はEVトゥクトゥクの貸し出しサービスを展開。これにより観光客の移動手段の選択肢を広げ、新たなモビリティを活用した観光体験の提供と地域経済の活性化を目指す。

 サービス名の愛称「トゥクる」は、「ググる」や「タグる」のように、若者など幅広い世代が「トゥクトゥクで魚津を周遊する」ことを気軽に楽しんでほしいという思いと、レンタサイクルのような手軽な感覚でEVトゥクトゥクを利用してもらいたいという二つの思いを込めて命名した。

 使用車両は、普通自動車免許で運転可能な電動タイプの三輪自動車。普通車と比べて車体が小さく、小回りも効くため、車で行きづらい路地の飲食店などを巡ったり、レンタサイクルでは難しい短時間での広範囲の移動にも最適だという。

 車両の乗車定員は最大3人で、利用料金は4時間までが4400円、8時間までが6600円(いずれも税込み)。運転可能なエリアは魚津市内のみ。

 事業開始にあたり、同社では、「海コース」「山コース」「海・山コース」の三つのモデルコースを用意。いずれも”水循環の街・魚津”ならではのスポットを巡る内容とし、デジタルスタンプラリーも開催予定だという。詳細は後日発表する。

利用方法、レンタル申し込みは、同社公式サイトで公開・受け付け中(https://uozu-machi.com/tuktuk/)。

「EVトゥクトゥク」のイメージ
「魚津まちなかレンタルEV『トゥクる』」のイメージ

 
 
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