国内旅行者、両社のポイント二重取りが可能に
IHGホテルズ&リゾーツ(以下、IHG)は10月29日、楽天グループが運営する「楽天トラベル」と連携し、国内旅行者向けにロイヤリティプログラムの本格展開を開始したと発表した。これにより楽天トラベルを通じて予約した国内50軒以上のIHGホテルで、「楽天ポイント」と「IHGワンリワーズポイント」の両方を獲得できるようになる。
二重のポイント獲得が可能に
この連携により、楽天トラベルユーザーは本日からIHGが提供する最もお得なレートである「IHGワンリワーズ会員料金」にアクセスできるようになった。さらに楽天トラベルから予約して日本国内のIHGホテルに宿泊した場合、両社のポイントを同時に獲得できる。これらの新特典は、楽天トラベルまたはIHGのアプリからIHGワンリワーズにワンストップで登録することで利用可能だ。
既存会員にも恩恵
IHGワンリワーズの会員(世界で1億4,500万人超)は既に2025年6月から、IHG公式サイトから直接予約して世界6,800軒を超えるIHGホテルおよびリゾートの対象ホテルに宿泊する際に「楽天ポイント」の獲得を選択できるようになっている。また、保有するIHGワンリワーズポイントを「楽天ポイント」に交換することも可能となっている。
両社幹部のコメント
楽天グループ株式会社 専務執行役員コマース&マーケティングカンパニー シニアヴァイスプレジデントの高野芳行氏は「IHGとの連携を通じて、楽天会員ならびにIHGワンリワーズ会員の皆さまにさらなる価値を提供できることを大変嬉しく思います。このたび開始した新たな特典により、ユーザーの皆様にこれまで以上に素晴らしい宿泊体験を提供できると確信しております」と述べた。
IHGホテルズ&リゾーツ 日本・ミクロネシア マネージングディレクター 兼 IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社 CEOのアビジェイ・サンディリアは「日本における成長戦略を着実に推進するなか、このたび楽天とのパートナーシップの拡大を発表できることを大変誇りに思います。この取り組みにより、『楽天トラベル』のユーザーおよびIHGワンリワーズ会員の皆さまに、より大きな価値をお届けします」と語った。
サンディリアは続けて「今回のパートナーシップにより、新たなお客様にIHGホテルおよび受賞歴のあるロイヤリティプログラム『IHGワンリワーズ』の魅力をお届けすることが可能になります。また、IHGブランドの認知と支持をさらに高め、結果としてホテルオーナーの皆さまの収益向上にも寄与するものです」と付け加えた。
IHGの日本展開
現在、日本国内では10ブランド・57軒のIHGホテルが営業しており、20軒の新規開発案件が進行中だという。IHGによれば、ロイヤリティプログラムは同社の成長戦略の中核を担う重要な柱であり、世界で1億4,500万人超の会員を有するこのプログラムは「業界をリードする価値と、より充実した特典、そして多彩な選択肢を提供し、滞在体験をより豊かにするとともに、次世代のトラベラーを惹きつけている」としている。






