11月下旬の能仁寺の参道
はとバス(武市玲子社長)はこのほど、埼玉県飯能市とタイアップし、エコツーリズムの要素を取り入れたツアー「はとバス×飯能市タイアップ企画 大人のトレッキング! 飯能天覧山紅葉サステナブルツアー」を発売した。11月21日から12月4日までの指定日で計6回実施する。
同社では現在、サステナビリティ理念として「安全・快適・環境保全を追求し、人と環境にやさしい持続可能な社会の実現を目指して、新たな価値を創造し続ける」を掲げ、SDGsのさまざまな取り組みを推進している。今年 5 月からはエコツーリズムを採り入れたツアーとして、東京都檜原村の「檜原村都民の森」の散策や地元郷土料理を楽しむ日帰り旅行も催行している。
今回取り組む企画はその第2弾。都心から近くも自然が豊かな埼玉県南西部に位置し、「エコツーリズム推進法」によりエコツーリズム推進全体構想認定第1号として認定された飯能市でエコツーリズムのツアーを展開する。
ツアーは、朝9時に東京駅丸の内南口を出発。同市到着後、市のエコツーリズム市民ガイドの案内のもと、明治天皇が登頂されたことでも知られる天覧山の山頂(標高197㍍)までトレッキングを行う。幕末の戊辰戦争(飯能戦争)の舞台となった紅葉の名所・能仁寺も観光する。

11月下旬の能仁寺の参道
昼食には、農業など地域生産者の保護や活性化につなげる取り組みの一つとして、近隣の新鮮な野菜を使用した料理を地元レストランで提供。さらにその後は、天然温泉「さわらびの湯」に移動し、疲れを癒やせる時間も用意した。
なお、ツアーに使用するバス車両は、優れた燃費と排出ガスの大幅削減を実現した大型観光ハイブリッドバスを使用。ツアーの売上金の一部は「飯能市みらい 環境基金」に寄付し、同市の環境保全に活用する。
運行日は、11月21、22、28、29日と、12月2、4日。料金は大人1万2500円、子供(6歳以上12歳未満)は1万1500円。ツアー詳細は同社公式サイトで公開中。
「今後もバスツアーを通じ、自然環境や文化、伝統等の資源を持続的に保つことができるよう推進していく」(同社)。




