日本銀行は6日、四半期ごとの地域経済報告(さくらレポート)の今年10月分を公表した。全国9地域の景気の基調判断は、北海道のみ前回(今年7月)の判断から下方修正した。観光について「増勢が鈍化」と指摘。域内の宿泊業から「物価高で日帰り旅行へ需要シフト」「インバウンド需要に一服感」などの声が上がっている。
北海道の景気の総括判断は、前回が「一部に弱めの動きがみられるが、持ち直している」。今回は「緩やかに持ち直している」と、判断が下方修正された。
ほかの8地域は全て前回の判断を据え置いた。「緩やかに回復している」(東海)、「持ち直している」(東北)などと、全てを「緩やかに回復」「持ち直し」「緩やかに持ち直し」とした。
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