下部ホテル(外観)
コンサルタントのリョケン(静岡県熱海市)は12月8、9の2日間、旅館・ホテル関係者向けに「旅館大学セミナー」を下部ホテル(山梨県下部温泉)=写真=で開く。同ホテル社長らが講演。リョケンが来年の「旅館の経営指針」を発表する。
1日目は、下部ホテルの矢崎道紀社長と、体験型リゾート事業を展開するMAGMA(東京都渋谷区)の福永祐大社長の2者が登壇。同ホテル内の一部スペースに今年4月にオープンした体験型ホテル「MAGMA RESORT Shimobe」を紹介するほか、「下部ホテル×MAGMA RESORTが描く新たな滞在価値の創造」と題して、講演を行う。MAGMA RESORT Shimobeは、5~12歳の子どもがいるファミリー層をターゲットに、1泊2日の滞在中に子どもたちを魅了する10種以上のアクティビティを提供。温泉旅館内に別のブランドが共存する「体験×温泉旅館」の新たなビジネスモデルに挑戦している。
講演の前後には、下部ホテルの館内見学や、提供しているアクティビティ体験、リョケンがこれまで手掛けてきた旅館の商品づくりに関する事例を紹介する。
2日目は、リョケンが来年の「旅館の経営指針」を発表。テーマは「リ・ポジショニング~新たな視点・新たな可能性~」。「自社を高所から俯瞰(ふかん)し、新たな観点で価値を再定義すること」と「地域内での立ち位置を明確にし、差別化された競争優位を確立すること」を狙いに自社の役割を再定義し、優位なポジションを築くための方向性とフレームワークを提示する。
受講料は、1人3万円で、「旅研くらぶ」会員2万7千円、2人以上で参加する場合は2人目以降2万4千円で受講できる(いずれも税込み・宿泊費別)。詳細、申し込みはリョケンの公式サイト(https://www.ryoken-jp.com/seminars/ryokan-univ)から。

下部ホテル(外観)




