
(左から)平井知事、徳永さん、永野さん
鳥取県は10月26日、「とっとりハロウィン聖地化プロジェクト」の一環で、大阪・関西万博閉幕後も万博気分が味わえるイベント「鳥取砂丘ハロウィンパーティー after EXPO2025」を鳥取市の鳥取砂丘で開催する。同取り組みを全国に発信するべく、22日にはアイドルグループ「AKB48」の徳永羚海さん、永野芹佳さんが「鳥取ハロウィン楽しみ大使」に就任。同日、東京都内で就任発表会が開かれ、ドラキュラに扮した平井伸治・鳥取県知事が同イベントの魅力を発信した。
広大な鳥取砂丘で仮装パーティーを楽しんで
鳥取県は、鳥取砂丘や「水木しげるロード」「燕趙園」など、写真映えする仮装を楽しめるスポットを豊富に有することから、「トリック オアトットリート」を合言葉に、2024年度から「とっとりハロウィン聖地化プロジェクト」を実施している。
一方のAKB48の徳永さん、永野さんは、鳥取県内を巡って観光スポットや地元グルメを体験する模様を『AKB48のとっとり女子旅』としてYouTubeで動画配信。大阪・関西万博では、ヨルダン館など8つのパビリオンと“砂”の友好同盟「サンド・アライアンス」を締結した「鳥取県ゾーン」を訪問するなど、同県の魅力をPRしている。こうしたこれまでの関わりから、今回「鳥取ハロウィン楽しみ大使」に就任するに至った。
22日の就任発表会に登壇した平井知事は冒頭、「皆さんハロウィンを楽しみにされているが、鳥取砂丘という広大なところは人の迷惑になることはあまり考えられない」とコメント。「もともと鳥取県は妖怪のふるさとだ。今週末は、水木しげるロード、妖怪の道でハロウィンパーティーが開かれるが、鳥取砂丘やとっとり花回廊でもやろうじゃないか、ということで、ハロウィンの聖地を名乗らせていただくこととなった」と紹介した。
続いて、AKB48の徳永さん、永野さんも登壇。平井知事がたすきの付与、大使パネルの贈呈、さらに記念品として、ジャックオーランタンに似せて装飾された同県特産の「輝太郎柿」「王秋」をプレゼントした。またサプライズとして、同県出身の徳永さんを「とっとりふるさと大使」に任命。委嘱状と名刺も手渡された。
徳永さんは、「年に一度のお祭りに携わることができてとてもうれしいです。皆さんで一緒にこのハロウィンパーティーを盛り上げられるように頑張っていきます」とコメント。大阪府出身の永野さんも、「鳥取県は何度かプライベートでもお仕事でもお世話になったことがありますが、そんな素敵な鳥取県の魅力をお伝えできるようにしていきたいなと思います」と意気込みを語った。
万博ロスの人に向け、ミャクミャクもお出迎え
終盤には、同イベントのPRムービーが披露された。イベントは午後2時から開会セレモニーと大仮装パレードを実施。パレードのゴール地点にミャクミャクが登場するほか、大阪・関西万博閉幕後も万博気分を楽しめるよう、世界各国の⾐装で仮装したスタッフが観光客を出迎える。
イベントにはスペシャルゲストとして徳永さん、永野さんも参加。2人による「ベスト仮装大賞」も3組選出予定で、表彰者には同県特産の柿と梨の組み合わせに加え、2人のサイン入りのAKB48・20周年アニバーサリーブックが贈呈される。
平井知事は、「万博ロスでミャクミャクが恋しいという声もあるので、『ミャクミャク来るかな』と呼びかけてみたら“脈”があった」と笑いを誘い、招待状も披露。「万博も終わってしまったが、万博ロスの方もぜひ鳥取砂丘にこの週末お越しいただきたい」と呼び掛けた。
(左から)平井知事、徳永さん、永野さん