
あいさつする近藤会長
二階氏ら役員もエール
全国旅行業協会(ANTA)中国地方支部長連絡会は7日、近藤幸二氏のANTA会長就任祝賀会を倉敷国際ホテル(岡山県倉敷市)で開催した。伊原木隆太・岡山県知事など地元政財界や観光業界の要人、ANTA役員などが多数参加。近藤会長のこれまでの実績をたたえるとともにこれからの会長としての活躍へのエールを送った。
来賓として、伊原木知事のほか、伊東香織・倉敷市長、最明仁・日本観光振興協会理事長、中間幹夫・全旅社長らが登壇して祝辞を述べた。
このうち伊原木知事は「岡山県から日本の旅行業を引っ張る立場の会長が出るのは非常に喜ばしい。観光産業は日本の成長産業であり、まだまだやれることがたくさんある。岡山県も会長の指導の下、頑張っていきたい」とあいさつ。最明理事長は「昨年の国内観光活性化フォーラムでは、有明の大きな会場を埋めるだけのANTAの実力、元気さを肌で感じ、日本の観光業を背負っていける組織だと実感した。AIが発達してもANTA会員ら旅行会社による企画力、発想力は重要。日本の基幹産業へ一緒に頑張ろう」と述べた。
中間社長は、30年近くにわたる近藤会長との取り組みや人となりに触れた上で、「ANTAの会長は長く政治家が務めてきたが、プロパーは初めて。現場の最前線を知っているだけでなく、卓越したリーダーシップを持つ近藤会長によって、ANTAが大きく変わることを期待している」と祝意とともにエールを送った。
二階俊博・ANTA名誉会長は「近藤新会長は50年の旅行業の経験を持つ頼もしい後継者だ。新会長の下でANTAは輝かしい未来に向かって歩み始めた。今後とも近藤会長とANTAに格別のご支援を」とメッセージを寄せた。
就任あいさつに立った近藤会長は「33年の長きにわたる二階会長の卓越した強いリーダーシップと大変な努力により今や観光はわが国の成長戦略の柱だ。先日ANTA主催で開いた二階先生への感謝の集いには多く政財界の要人が参集され、預かったバトンは非常に重いものだと実感した。今期は本部役員の多くが変わり、47支部中17支部が新しい支部長に交代、新しい時代が始まると感じている。今まで以上にスピードを上げて本部中心で引っ張っていかなければならない。私自身先頭を切って頑張り続けていくのでぜひ協力をお願いしたい」と呼びかけた。
あいさつする近藤会長