(右から)望月会長、黒岩知事、盛崎社長
JTBパブリッシングの直営飲食店「るるぶキッチン」(東京都新宿区)で、神奈川県各地の名産を使った料理を提供するフェア「まるごと神奈川レストラン」が3日に始まった。10月31日まで。ランチは定食・どんぶりを2週間ずつ計8品提供。ディナーはランチメニューをアラカルトなどとして展開する。
「るるぶキッチン」は、「るるぶ」の編集者が全国各地を旅して見つけた地域の食、食材を発信する店舗。JTBパブリッシングの盛崎宏行社長は「『続きは現地』が合言葉。実際に現地に足を運んでいただくきっかけづくりとして運営している」と説明する。
「まるごと神奈川レストラン」は、神奈川県観光協会が事務局を担う「かながわの名産100選協議会」と連携した企画。「かながわの名産100選」は、県内の農林水産品、加工食品、工芸品などを選定したリスト。現在の100選は、観光客のニーズの変化やインバウンドを意識して2019年に選定した。
ランチタイムのメニューは、県内7エリアの名産を生かした。例えば、箱根エリアの「まご茶漬けと籠清の蒲鉾定食」、三浦半島エリアの「三崎のまぐろの3種食べ比べ丼」など。ディナータイムには、「籠清 蒲鉾3種食べ比べ」「三崎のまぐろ5種盛り食べ比べ」などのアラカルトで提供。神奈川県産の日本酒やビールも用意している。
オープン前の2日に開かれた記者発表会には、黒岩祐治・神奈川県知事、神奈川県観光協会の望月淳会長が出席。黒岩知事は「神奈川県には山も川も海もあれば、大都会も田舎も温泉地もある。日本のすべてが凝縮されている。海の幸、山の幸が全部そろっているところが魅力。この神奈川の魅力を思いっきり楽しんでほしい」と述べた。

(右から)望月会長、黒岩知事、盛崎社長




