
弥栄会館の一部を保存・活用した帝国ホテル京都(外観)
30年ぶりとなる帝国ホテルブランドの新ホテル「帝国ホテル 京都」の開業日が来年3月5日に決まった。開業に先立ち、会員を対象とした宿泊予約受け付けを11月11日から開始する(一般は同17日から)。
新ホテルは、京都・祇園にたたずむ国の登録有形文化財「弥栄会館」の一部を保存・活用。歴史あるシルエットや建築意匠を継承しながら祇園の歴史的景観と調和した全55室のスモールラグジュアリーホテルだ。
客室は「本棟」「本棟保存エリア」「北棟」の三つのエリアに分かれ、南西面に位置する本棟保存エリアの客室は弥栄会館時代の柱や窓枠など、当時の面影を残す。増築した北棟の客室には、帝国ホテルブランドとして初めて畳を採用した。
客室の目玉は、「インペリアルスイート」「ペントハウススイート」「弥栄スイート」の3室からなるシグネチャースイートで、祇園の景観を望む特別な空間に仕上げた。そのほか、スイート3室、ジュニアスイート5室、グランドプレミア25室、プレミア19室を備える。レストランやバーのほか、スパやプール、フィットネスジムなどのウェルネス施設も充実している。
宿泊料金は1泊16万4500円から(日にちにより変動)。
弥栄会館の一部を保存・活用した帝国ホテル京都(外観)