
就活へのアドバイスをする各業界の人事担当者
ホスピタリティマネジメント・スタディーズ(HMS)は9月27日、大阪府吹田市の大阪学院大学で、大学生の就職活動に役立つ実践的な学びと気付きを提供する「学生が主役」のシンポジウムを開催した。学生、社会人を含め、約100人が参加した。
HSMはホスピタリティ産業や関連産業に関わる大学教員や学生、社会人を対象とする有志団体で、2023年に発足した。今回は「中の人に聞く!ホテル・ブライダル業界の『差がつくシューカツ』『人事のホンネ』」をテーマに開催した。
冒頭あいさつしたHMS運営委員で、大阪成蹊大学国際観光学部の島雅則准教授は、就職支援をしている立場から「対面での面接が勝負になる」「SNSや就職情報サイトにあふれている情報に右往左往しない」などと指摘した。
その後、業界の人事担当者によるパネル討論が行われ、就活についてアドバイスした。
出席者は、ディアーズ・ブレインホールディングス人事採用グループマネージャーの田原沙代子、インターコンチネンタルホテル大阪人事部長の平岡侑子、ロイヤルホテル執行役員人事部長の古川博文、HMJオペレーションズ総務人事部アシスタントマネージャーの村上立太郎、テイクアンドギヴ・ニーズ人事部長の山本明子の各氏。大阪学院大学の服部淳一講師が司会進行した。
各氏から見た、採りたいと思わせる「光る学生」については、「メールで通知した際にすぐレスポンスするなど、しっかり反応してくれる人」「常に(人から)見られているという意識のスイッチを押す」「質疑応答では一言でもいいから何か質問してみる」「ホテルマンのかっこ良さは清潔感。自分のスタイルを押し通すのはだめ」などといった意見が相次ぎ、熱心にメモを取る学生もいた。
就活へのアドバイスをする各業界の人事担当者