昨年10月、東京都内で行われた「加賀屋レプラカン歌劇団」の特別公演
能登復興支援に感謝
能登半島地震に対する台湾からの支援に感謝の気持ちを伝えるため、石川県・和倉温泉の旅館、加賀屋の専属歌劇団「加賀屋レプラカン歌劇団」が11月27~30日に台北市の北投温泉で特別公演を行う。加賀屋、JTB、アサヒビールの協業による能登復興支援の取り組みの第2弾となる。
能登半島地震で休演状態となった「加賀屋レプラカン歌劇団」は、2024年10~12月に東京都内での特別公演を加賀屋、JTB、アサヒビールの協業で成功させた。今回は第2弾として、震災時に多額の寄付を寄せた台湾へ感謝の思いを伝える。
特別公演は計8回。北投温泉博物館(公演日11月27.28日)、七星公園(同11月29.30日)、日勝生加賀屋(同11月27.28.29.30日)。公演会場の一つ、日勝生加賀屋は、2025年12月に創業15周年を迎える温泉旅館で、日本と台湾をつなぐ重要な交流拠点にもなっている。
特別公演について加賀屋の渡辺崇嗣社長は「台湾とのさらなる連携を深めて、多大なるご支援をいただいた台湾の皆さまに感謝を込めてお届けする」としている。
JTBの山北栄二郎社長は「特別公演を通じて、七尾、和倉、そして加賀屋の皆さまの思いを国内外にお届けするお手伝いができることを、心よりうれしく思っている。本公演は、台湾への御礼を軸とした震災からの復興支援と北陸地域の魅力を広く伝えることを目的とした、非常に重要で意義深い取り組みであり、私たちもこのプロジェクトの一員として貢献できることを誇りに思う」。
アサヒビールの松山一雄社長は「加賀屋専属レプラカン歌劇団の皆さまが、台湾への感謝を込めて開催される特別公演をご支援できることに深い喜びを感じるとともに、言語や文化の壁を越えて楽しめる華やかなショーは、両国の心をつなぐ架け橋となると確信している」とのコメントを発表している。
今後も3社は、国内外に向けて「加賀屋レプラカン歌劇団」の公演などを通じて、北陸の魅力発信を目指す。継続的な情報発信を通じて能登半島地震の復興支援に寄与したい考えだ。

昨年10月、東京都内で行われた「加賀屋レプラカン歌劇団」の特別公演




