
一般財団法人運輸総合研究所(JTTRI)は10月1日、ベトナム文化芸術スポーツ観光研究所(VICAST)と共同で、第3回「日越観光・人的交流イベント」を11月12日にベトナム・ハノイで開催すると発表した。「観光分野に創造的付加価値を―地域の持続可能な未来に向けて」をテーマに掲げ、日本語・ベトナム語・英語の3か国語同時通訳によるオンライン配信も実施する。
地域・旅行者・観光事業者の”三方良し”を目指す
今回のワークショップは、2024年10月に日本で開催された第2回「文化遺産を有する地域における『観光開発』と『保存』の調和」に続く開催となる。日本・ベトナム両国における持続可能な観光の実現に向けて、地域、旅行者、観光事業者が”三方良し”となる方策を探る。地域の文化や歴史を将来に向けて継承・発展させ、観光資源として活用するための現状、課題、取組について意見交換が行われる予定だ。
専門家による多彩な登壇者
ワークショップにはベトナム側から政府・地方自治体などの観光分野の専門家が登壇する。日本側からは国土交通省観光庁や越前市観光協会などの有識者が参加。観光分野における創造的付加価値について、国の政策や地方における具体的な取組の紹介を交えながら議論が展開される。
ASEAN地域への配信も
本ワークショップは日本とベトナムにとどまらず、ASEAN地域全体における持続可能な観光の実現に向けた検討にも貢献することを目指している。そのため、日本語・ベトナム語・英語の3か国語同時通訳でASEAN地域にも配信される。
開催概要
開催日時は2025年11月12日(水)11:00~14:00(日本時間)。主催は一般財団法人運輸総合研究所(JTTRI)とそのアセアン・インド地域事務所(JTTRI-AIRO)、およびベトナム文化芸術スポーツ観光研究所(VICAST)。開催方法はZoomウェビナーによるオンライン配信のみ。参加費は無料。報道関係者はハノイ市内の会場での取材も可能となっている。
運輸総合研究所は「本イベントでの議論を通じて、持続可能性に配慮した質の高い観光の実現、さらには文化、芸術など幅広い分野への貢献を目指す」としている。
なお、本ワークショップはSDGsの目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、8「働きがいも経済成長も」、9「産業と技術革新の基盤をつくろう」、11「住み続けられるまちづくりを」、12「つくる責任つかう責任」、13「気候変動に具体的な対策を」、15「陸の豊かさも守ろう」、17「パートナーシップで目標を達成しよう」に関連している。
運輸総合研究所は日本財団の助成を受けて活動を行っており、今回のイベントもその一環として実施される。参加申し込みは同研究所のウェブサイトから可能。登壇者の詳細など最新情報も順次掲載される予定だ。
イベントタイトル:
第3回日越観光・人的交流イベント
「観光分野に創造的付加価値を―地域の持続可能な未来に向けて」
開催日時(日本時間):
2025 年11 月12日(水) 11:00 ~ 14:00
視聴申込:
https://forms.office.com/r/YZHZe79wQ1
WEBサイト(決定した登壇者は随時こちらでお知らせします):