授賞式の様子
空港ハンドリング業務全般を担うANAエアポートサービス(東京都大田区)はこのほど、羽田空港で勤務するグランドスタッフの接遇スキルを競う「Haneda’s Prideコンテスト」をANA Blue Baseで開いた。審査の結果、同社旅客サービス部の工藤麗さん=写真前列右から3番目=がグランプリに輝いた。
同コンテストは、羽田空港の旅客サービス部員による「プロのおもてなし」を評価・賞賛することを目的に実施。今回は、入社2年目の若手から10年以上のベテラン社員まで、幅広いキャリアを持つ13人が出場し、旅客サービス部員の投票で選ばれた出場者が、グランプリの座を競った。
審査は、実際の接遇場面を忠実に再現したモックアップ会場で実施。出題内容には、羽田―ロサンゼルス線を利用する乗客からの問い合わせやANAマイレージクラブ「ダイヤモンドサービス」メンバーによる羽田空港施設の利用に関する応対など、同空港特有の対応力が試された。
グランプリを受賞した工藤さんは、「素晴らしい賞をいただけてとても光栄。一緒に働く仲間たちの良いところをたくさん吸収し、成長していきたい」と喜びを語った。
審査員を務めた同社の服部茂会長は「マイレージの知識が非常に優れていた」と高く評価。同じく審査員の荒木光彦社長は、「昔は必ず空港カウンターに来てチェックインしていたが、今はスマートフォンのアプリでどこでもチェックインできるようになった。お客さまがANAを選ぶ理由は『温かさ』や『安心』、『信頼』といった価値観(心のつながり)にある」と述べ、接遇スキルの重要性を強調した。
工藤さんを含む国内外の各空港で選出されたグランプリ受賞者は12月、旅客サービス部約7千人の頂点を決める最終コンテストに出場する。

授賞式の様子




