「宿泊プラン」で体験できる、寿都町内でのサイクリング
日帰り・宿泊の2プランを用意
KNT-CTホールディングス(HD)グループの近畿日本ツーリストとクラブツーリズムは10月8日、環境保全やゼロカーボンの取り組みを推進する北海道寿都町とコラボした観光プログラムとして、同町の取り組みを体感できるモニターツアーを発売した。11月中旬に実施予定で、日帰り・宿泊の二つのプランを用意。参加者を募集している。
寿都町は日本海に面し、函館市と札幌市のほぼ中間に位置している。局地的に吹く強い風「だし風」を生かした風力発電施設を設置しているほか、20年近く実施している海洋保全活動が水産庁の「海業」モデル地区として指定されているなど、環境配慮の取り組みを先進的に進めてきた。一方で観光コンテンツが造成しきれておらず、情報の拡散も限られているなどの課題を抱えている。

寿都町は、数ある自治体の中でもいち早く風力発電に取り組んできた
クラブツーリズムと近畿日本ツーリストは、こうした寿都町の環境配慮の取り組みをPRしていくため同町とコラボ。町が推進する「ゼロカーボンシティの取組み」を体感できる観光プログラム創出事業の一環で、モニターツアーを企画した。
ツアーは、11月11(火)~12日(水)の「宿泊プラン」(同近畿日本ツーリスト)、11月15日(土)の「日帰りプラン」(催行はクラブツーリズム)をの二つを用意。両プランとも、海洋保全活動として同町が20年近く前から実施している「堆肥分解性ブロック」「施肥玉」を海洋へ投入する「海への恩返し活動」を体験できる。
さらに宿泊プランでは、日常に風力発電設備がある寿都町の景色をサイクリングで楽しむ体験を提供し、「脱炭素のまち」を体感。バイオマスボイラーを導入する寿都温泉施設「ゆべつのゆ」で、環境にやさしい温泉も堪能できる。

「宿泊プラン」で体験できる、寿都町内でのサイクリング
旅行代金は、「日帰りプラン」が1人5千円、「宿泊プラン」は1人1万9800円。
KNT-CTHDが同町で参画する観光プログラム創出事業は、令和7年度観光庁「地域観光魅力向上事業」にも採択されている。「本取組みをはじめとして、グループのリソースを活用し、地域課題のソリューションを提供する地域共創事業を通じて、地域経済活性化に取り組んでいく」(両社)。
申し込みや問い合わせ、ツアーの詳細は、下記サイトで公開している。
【宿泊プラン】(主催:近畿日本ツーリスト)
https://www.knt.co.jp/ec/2025/suttu_monitortour
【日帰りプラン】(主催:クラブツーリズム)
https://tinyurl.com/yr3f9dhy




