昨年の様子
日本能率協会（東京都港区、ＪＭＡ）は8、9日の2日間、北海道の宿泊、外食産業に関わる製品・サービスがそろう専門展示会「第8回 観光・ホテル・外食企業展 ＨＯＫＫＡＩＤＯ 2025」を札幌市のアクセスサッポロで開く。
宿泊・外食業の課題解決へ
「道産食品」「土産」など3ゾーン新設
北海道経済部観光局によると、昨年4～12月の北海道への観光入込客数は3910万人で、そのうち訪日外国人旅行者数は171万人と、コロナ禍前の2019年同期の約86％まで回復。従来の観光スタイルに加え、アクティビティや自然体験、異文化体験などを行う「アドベンチャートラベル」や、「ワイン・ツーリズム」に注目が集まり、今後ますます来訪者が増加することが予想される。
観光需要が高まる一方で、北海道の宿泊・外食に関わるサービス産業は、人手不足や省力化などへの対応に加え、国内外からの観光客の幅広いニーズに対応するためのサービス、設備の充実化が課題として挙がっている。「同展示会は、北海道観光産業の課題を解決するための製品、サービスを紹介するもの。さらなる効率化・省人化を通して、業界の発展を目指す」とＪＭＡ。
今回は、従来の「テクノロジーゾーン」「バックオフィスゾーン」「冷凍食品・機器ゾーン」「厨房設備・機器ゾーン」といった展示ゾーンに加え、「道産食品・アルコール飲料ゾーン」「おみやげゾーン」「施設リノベーションゾーン」の3ゾーンを新設。そのうち道産食品・アルコール飲料ゾーンでは水産・畜産・農産品や加工商品、ワイン、日本酒、クラフトビールなど、食の宝庫である北海道の食品とアルコール飲料、おみやげゾーンでは観光客向けの土産製品を展示する。
9日にはホスピタリティ業界の次世代リーダー育成プログラム「ネクストリーダーズ2025北海道」を開くほか、各種講演会・セミナーも用意。北海道エリアの宿泊業・外食業が抱える問題など、食と観光に関する最新情報、課題解決のヒントが満載のイベントが2日間にわたって催される。
昨年の「ネクストリーダーズ」
入場は無料で事前登録制。107社・137ブースが出展予定で、4千人の来場者数を見込んでいる。
昨年の様子
