全室源泉かけ流しの宿も上位入り 北海道の人気宿ランキング発表


株式会社リクルートは9月22日、旅行情報誌『北海道じゃらん』2025年10月号に掲載される「宿泊満足度ランキング2025」の結果を発表した。温泉宿部門では十勝川温泉の「三余庵」が総合97.5点で1位に輝いた。モール温泉と美食を非日常空間で堪能できる同宿は、今年4月にリニューアルし、プライベートサウナ付き露天風呂を備えた客室も新設された。

温泉宿は小樽・定山渓が上位独占

今回のランキングは、宿泊予約サイト「じゃらんnet」に寄せられたクチコミ評価を数値化したもの。「総合評価」「部屋」「風呂」「朝食」「夕食」「接客・サービス」「清潔感」の7項目を100点満点に換算し、順位付けされている。対象は2024年6月から2025年5月までの期間におけるクチコミ件数15件以上かつ総合評価85点以上の北海道内宿泊施設だ。

温泉宿ランキングでは2位に「おたる 宏楽園」(97.1点)、3位に「奥定山渓温泉 佳松御苑」(96.9点)が入った。4位の「運河の宿 おたる ふる川」(96.5点)、5位の「美味しい宿 敷島定山渓別邸」(96.3点)と合わせ、上位5施設のうち4施設が小樽・定山渓エリアの温泉宿となった。

9位には「全室源泉かけ流し露天風呂付きの宿 清寂房」(94.7点)がランクイン。十勝川モール温泉の源泉を活かした施設の充実ぶりが評価された形だ。

 

ホテル部門は白老町の宿が首位に

ホテル部門では、白老町の「ピリカレラホテル」が総合96.4点で1位となった。地産地消にこだわった食事と地下1345mから湧き出る源泉100%かけ流しのモール温泉が高評価を得た同ホテル。夕食では胆振地方の山海の幸を使った料理が味わえ、白老牛や魚介など地元食材を活かした鉄板焼フレンチコースか和食会席を選べるのが特徴だ。

2位には「スカイニセコ」(96.0点)、3位に「ホテル レウス アショロ」(95.0点)が入った。続く4位には「HAKODATE 男爵倶楽部 HOTEL & RESORTS」(94.4点)、5位には「JRタワーホテル日航札幌」(94.0点)がランクインした。

 

ペンション部門はフンベHOFおおくまが圧倒的高評価

ペンション・民宿・コテージ・その他部門では、池田町の「フンベHOFおおくま」が総合99.1点という高評価で首位を獲得した。食事の質の高さで注目を集める同ペンションは、漁師から直送される新鮮な魚介や地元生産者から直接仕入れる野菜など、産地直送の食材へのこだわりが特徴。人気の「かにと十勝産和牛のオーナーおまかせプラン」では、生けすからあげたばかりの活ガニや十勝和牛を贅沢に味わえる。

2位には「くつろぎの宿 結び家」と「ペンション Birao」が同点(97.6点)でランクイン。5位には「知床VILLA HOTEL FREEZE ぽらりす」(97.3点)が入った。

リクルートによると、今回のランキング結果を含む『北海道じゃらん』10月号は9月20日に発売された。同号では、宿泊満足度ランキングのほか、秋の日帰り温泉×ランチ×レジャーのお手軽ドライブコースや、紅葉絶景×温泉×地元グルメドライブ、1500円以下の豪華海鮮・肉ランチ情報なども掲載されている。価格は400円(税込)。

 
 
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