
環境省は19~23日、大阪・関西万博で、日本全国35の国立公園の魅力を発信する体験型展示「国立公園は、ここにある!」を開催した。
会場は「見る」「知る」「推す」「撮る」の4ゾーンを回遊することで、国立公園に興味を持ってもらい、「同時に自然環境保全の大切さを学んでもらう」(国立公園課)。
各ゾーンを体験すると、国立公園を象徴する希少な動物のキャラクターがデジタルで出現し2次元コードを表示。これを読みとればスタンプを獲得でき、四つ集めると国立公園マップがデザインされたオリジナルバンダナがもらえる。
体験していた奈良市から来た女性は「国立公園がこんなにあるとは知らなかった」と述べ、機会があれば行ってみたいと関心を寄せた。
好日山荘やゴールドウイン、東京山側DMC、ナショナルパーク・レスポンシブルツーリズム推進協議会など国立公園オフィシャルパートナー企業なども参加。
その一つ、川崎重工グループの川重岐阜サービスが手掛けるヘリコプター手配サービス「Z―LEG(ゼータ・レグ)」は国立公園などを空から眺める遊覧飛行を実施している。「10月には中部山岳国立公園にある槍ヶ岳を眺めるツアーを企画している」(ゼータ・レグ営業課課長の加藤恵美さん)。旅行代金の一部はヘリによる山小屋荷揚げ料金を対象に寄付するという。
8月23日には、夏休み特別プランとして「初めてのヘリコプターと恐竜博物館と永平寺」を実施した。料金(税込み)は大人10万円、小学生以下5万円だった。