
トリップアドバイザー株式会社は9月24日、「2025 トラベラーズチョイス ベスト・オブ・ザ・ベスト レストラン」を発表した。今年のアワードでは「トリップアドバイザー25周年記念」部門が新設されたほか、「ユニーク」部門も新たに加わった。世界最大の旅行プラットフォームが選ぶ同アワードは、2024年8月から2025年7月までの1年間に寄せられた旅行者の口コミと評価に基づいて決定。掲載レストランのトップ1%に贈られる栄誉ある賞だ。
日本からは「鉄板焼 炭焼 さいとう」が世界11位に
今回のアワードでは、日本から「鉄板焼 炭焼 さいとう」(東京都)が「高級店」部門で日本1位に輝いた。同店は世界ランキングでも11位、アジアでは2位という高評価を獲得。世界の「高級店」部門では、アルゼンチンの「Fogón Asado」が1位となった。
アジアのトップは「KOMA Singapore」(シンガポール)。世界全体のランキングでは、「トリップアドバイザー25周年記念」部門で「Bodegas Mezquita Céspedes」(スペイン)が首位に立った。
日本の受賞レストラン
「カジュアルダイニング」部門の日本1位は「肉汁水餃子 餃包 六本木交差点」(東京都)が受賞。同部門の世界1位はフランスの「ピッツェリア アリーヴェデルチ」が選ばれた。
「穴場スポット」部門では「Lad’s Dining 新宿店」(東京都)が日本トップとなり、世界1位はチェコ共和国の「Indian Kitchen By R&R」が獲得した。
多彩な部門で世界のベストレストランを選出
今年の「ベスト・オブ・ザ・ベスト レストラン」は全8部門で構成。「ヴィーガン&ベジタリアン」部門ではペルーの「Organika」が、「デートの夜にイチ押し」部門ではフランスの「Restaurant Pic」が、「ペット可」部門ではフランスの「Bistro André」が、そして新設の「ユニーク」部門ではニュージーランドの「Nest」がそれぞれ世界1位に輝いた。
トリップアドバイザーのプレジデント、クリステン・ダルトン氏は「トリップアドバイザーのベスト・オブ・ザ・ベスト レストランは、見事な料理や細やかなサービス、特別な場所での忘れがたい体験によって、食事を記憶に残る思い出に変えてくれる世界中のレストランを称賛しています」と述べている。
トリップアドバイザーの影響力
世界最大の旅行プラットフォームであるトリップアドバイザーは、毎月数百万人の旅行者に利用されている。10億を超える口コミと意見が投稿されており、旅行計画から予約、実際の旅行まで、より良い旅の実現をサポート。宿泊施設のお得な情報や、体験、レストランの予約など幅広く活用されている。
今回の「2025 トラベラーズチョイス ベスト・オブ・ザ・ベスト レストラン」の詳細は、トリップアドバイザーの公式ウェブサイトで確認できる。レストランを選ぶ際の信頼性の高い指標として、旅行者の食体験をさらに充実させるものとなりそうだ。