
贈呈式に臨む江原市長(左)と大谷共同代表(右)
新生児に「恩湯の産湯」
長門湯本温泉(山口県長門市)の温泉施設「恩湯」(運営・長門湯守株式会社)は5日、同市で生まれた新生児を対象に、出産祝いとして恩湯の温泉水を使った入浴液「恩湯の産湯」(100ミリリットル)を贈呈する取り組みを始めた。
「恩湯の産湯」は、医学博士の稲葉俊郎氏監修のもと、株式会社LeFuro(ルフロ)が開発した製品。天然温泉の成分濃度を増強する特許技術を使い、製造した。クラフト温泉とも呼ばれるもので、使用の際は風呂の湯に適度な量を投入して、よく混ぜて入浴してもらう。
5日は恩湯で贈呈式が行われ、長門市の江原達也市長と長門湯守の大谷和弘共同代表が新生児の家族へ「恩湯の産湯」を贈呈した。
長門市では年間約100~120人の新生児が誕生している。「その門出を恩湯で祝福することで、地域文化の中心に温泉が存在することを次世代へ象徴的に伝える」(長門湯守)。
贈呈の対象は今年4月以降、同市で誕生した新生児。出生届の提出時に引換券が配布され、恩湯の受付で製品と引き換えられる。
贈呈式に臨む江原市長(左)と大谷共同代表(右)