高知の「ドラマ」押し出す 県コンベンション協会、大阪で観光説明会


商談会の様子

 高知県観光コンベンション協会(会長=西森裕哉・高知県副知事)は10日、大阪市のホテル日航大阪で、在阪旅行会社向けの商談会=写真=と観光説明会を開いた。説明会では、4カ年で展開中の観光キャンペーンについて、今後の展開を紹介。「ドラマ」をキーワードに、人気テレビドラマの舞台や同県の人などにフォーカスしたPRを展開していくとした。

 説明会には西森会長はじめ、小松昭二副会長(高知県旅館ホテル生活衛生同業組合副理事長)、県観光振興スポーツ部の依光香代子副部長らが出席。

 今年2年目に入った4カ年展開の観光キャンペーン「どっぷり高知旅キャンペーン」の方針や取り組み内容について、西森会長が発表した。

 西森会長は、高知県が民間事業者による都道府県魅力度ランキングで、「地元ならではのおいしい食べ物があった」の項目で第1位、「地元の人のホスピタリティを感じた」の項目で第3位に選ばれたことに触れ、カツオをはじめとする食の魅力や高知の人が生む魅力によるものと紹介。

 さらにテレビドラマ「らんまん」「あんぱん」などで注目を浴びる、同県内のドラマゆかりの地や、人との触れ合いで生まれる「ドラマ」、ご当地食材が持つおいしさやその背景にある「ドラマ」など、「ドラマ」が生まれる地としての高知県の魅力をさらに紹介していく方針を示した。

 続いて依光副部長が、高知県の7エリアごとの観光トピックスを紹介。普段非公開である四国最長のトンネル放水路「新日下川放水路」を見学できる、インフラツーリズムなどの新たなコンテンツを披露した。

 説明会であいさつした小松副会長は「『どっぷり高知旅』は1年では深掘りできない高知の魅力をさらに深掘りして、全県に広げようというものだ。深掘りするにはリアルに人と人が関わることが重要であり、OTA全盛の今であっても、まずはリアルな旅行会社の皆さんが団体向けに深掘りして提案してくれることで、個人旅行につながっていくと考えている」と述べた。

 その上で「高知を深掘りする素材を提案するので、一つでも二つでも採用していただき、リアルとオンラインをつなげる新しい旅の在り方を一緒に作っていただきたい」と呼びかけた。

 説明会に先立ち開催した商談会には、在阪旅行会社関係者約50人、高知県の観光事業者80人が参加。午後2時30分から3時間にわたり、最新の観光素材などについて商談を行った。


商談会の様子

 
 
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