特急「サンダーバード」が飲食施設に 車内でアートやコース料理を堪能 京都・梅小路にグランドオープン


施設のキービジュアル

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 国内各地で飲食業やアミューズメント事業、宿泊事業を展開するDDグループ(東京都港区)は20日、JR嵯峨野線・梅小路京都西駅に隣接する廃線高架上にプレオープンしていた列車型エンタメレストラン「FUTURE TRAIN KYOTO DINER&CAFE」(以下、FUTURE TRAIN)をグランドオープンした。京都市・梅小路エリアの地域活性化を目指す。

 同プロジェクトは、梅小路エリアの活性化を目的に、JR西日本、京都市、京都駅ビル開発、梅小路ハイラインなど11団体が今年3月に締結した連携協定に基づき始動。かつて京都と北陸を結んだ特急「サンダーバード」の車両・681系電車を紅梅色に再塗装し、”未来行き”の列車として再出発させた新しい食の体験空間となった。

 コンセプトは「Take Me To The FUTURE」で、「訪れる一人一人が想像力の中から見つけていく、カラフルで多様なこれからのこと」を未来と定義した。正解のない時代に、自分にとっての「未来」を考えるきっかけとなる旅の入り口を目指す。

 施設は、全長約90メートルの高架空間に1~3号車の車両が並び、車両ごとに異なる体験を提供する。飲食エリアの2号車と3号車は8月20日に先行開業しており、今回のグランドオープンに合わせ、1号車「FUTURE BIRD」と、最後尾にある「テラス席」も新たに公開された。

 1号車のFUTURE BIRDは、廃車両を「イマジネーションをエネルギーに走る未来行きの列車」としてアップサイクルした没入型体験エリア。アートと映像・光・音が融合するシアトリカルな空間として生まれ変わった。グランドオープンに際し、車内で体験できる乗車型アートコンテンツも開発。約20分の没入型・乗車体験とコース料理が一体となった新プラン「FUTURE IMAGINATIONコース」の予約も受け付けている。

 2号車は、食堂車をモチーフにしたメインダイニングで、レトロフューチャーな車内でオリジナル料理やドリンクを提供。

 3号車には、バーカウンターやボックス席、高架上のテーブルスペースが広がり、よりカジュアルに食事や会話を楽しめる空間として「ホーム席」も隣接させた。

 FUTURE TRAINには、2人のオリジナルキャラクター「バーディ・バディ」「ピンクバード」も登場。FUTURE TRAIN全体を通して物語をつなぐ存在として、来訪者を案内する。

 施設の詳細は、公式サイトで公表している(https://www.futuretrain.jp/?y=/)。

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