
阪急交通社と、京都府の京丹後市観光公社(田中智子理事長)は、同市の「豊かな自然と健康長寿のまち」という特長を生かしたヘルスツーリズム「Kyoto Health Resort 京丹後」を推進している。両社は4日、同プロジェクトの一環で、名古屋発着の共同企画商品「百寿健康ウォーキングと京都丹後鉄道乗車体験2日間」を発売した。地域の観光振興、健康長寿がテーマで、10・11月の指定日にツアーを実施。中京圏で募集を受け付けている。
京丹後市は、人口に占める100歳以上の割合が全国平均の3倍以上に達しており、「長寿のまち京丹後」として知られている。地元特有の食文化や自然の中での運動習慣が健康寿命の向上に関係しているとされていることから、同市ではヘルスツーリズムの目的地にふさわしい環境整備に取り組んでいる。
1日目は、名古屋駅からバスで西舞鶴駅に移動。京都丹後鉄道に乗車後、日本海の景観を楽しみながら宮津駅に移動する。下車後は、日本海を一望する大成古墳群展望台から「百寿ウォーキング」を開始。地元ガイドから長寿の秘訣を聞きながら、京丹後を代表する立岩に向けて約1キロを1時間かけて歩行する。
2日目の朝食には、同市が推奨する”まごはやさしいこ”の食材を取り入れた栄養バランスの良い食事を用意。”まごはやさしいこ”は、健康的な食生活のために取り入れたい食材の総称で、ま=豆類、ご=ごま、わ=ワカメ、や=野菜、さ=魚、し=シイタケ、い=芋、こ=酵素(発酵食品)を意味する。
その後はバスでホテルを出発。国の天然記念物に指定されている琴引浜や、鮮魚屋「橋立やまいち」の散策なども盛り込み、名古屋駅に戻る。
ツアーは、10月25日、11月1、5、12日の4回分設定。料金は1人当たり2万9900円(税込み、大人2人1室利用時)。