
泉州たまねぎをもって熱弁するボットゥーラシェフ。左は横山市長、右は吉村知事
大阪府と市、大阪観光局で組織する大阪来てなキャンペーン実行委員会は9~14日、ホテルニューオータニ大阪で、大阪産の食材を活用したメニューを提供する期間限定のレストランイベントを開催した。世界で最も予約が取れないというイタリアの名店シェフが腕をふるうとあって大きな注目を浴びた。
このイベントは「Top Chef in OSAKA2025」。9日、ホテルで行われた記者会見では、オステリア・フランチェスカオーナーシェフのマッシモ・ボットゥーラさんとともに、吉村洋文知事、横山英幸市長も登場、シェフの料理に大きな関心を寄せた。
ボットゥーラさんは世界の美食界で最も革新的で影響力のある1人とされ、2012年にミシュラン三ツ星を獲得。16年、18年には「世界のベストレストラン50」で1位に選ばれている。国連SDGs推進大使としても活動している。
会見では「日本各地を訪れたことはあるが、大阪は初めて。この街のユーモア、食文化、アートに非常に感激した。そういったものを今回のメニューに反映させたいと思い、こちらに来てからもともと考えていたものをすべてやり直した」と述べ、大阪食材の素晴らしさを強調した。
吉村知事は「大阪の食材を世界一のシェフに使っていただき、新しい大阪の味を皆さんに味わっていただけるのは非常に意味がある。万博開催の年だからこそ実現できた」、横山市長は「”大阪もん”を生かした特別コースを振る舞っていただくことに心からうれしく思う」と述べた。
この日はプレミア泉州たまねぎや大阪産ワイン、七味やさんしょうなど伝統香辛料などの生産者も出席した。
メニューはハマグリや赤うになどを使った大阪流カルボナーラ、シェフの幼少期の思い出を表現した「ラザニアの端っこのカリカリ部分」など。ランチ・ディナーの料金は10万円からという。
泉州たまねぎをもって熱弁するボットゥーラシェフ。左は横山市長、右は吉村知事