
協定書に調印した西木町長(右)とミズノの長沼執行役員
北海道上川町は8日、スポーツメーカーのミズノと「未来共創パートナーシップ協定」を結んだ。スポーツを通じ、子供の健全育成や世代間交流、地域の魅力向上、持続可能なまちづくりといった多岐にわたる地域課題の解決に向け連携する。
町とミズノは昨年12月、「ビッグスノーカップ」と銘打って、ボールを手で打つ5人制の競技「ベースボール5(ファイブ)」大会を共同開催した。同競技は2026年ダカールユースオリンピックの公式種目に採用されている。
町はミズノとのコラボレーションを強化し、同競技を核とした教育、観光、コミュニティ連携を深化させたイベントとして、10月19日に層雲峡オートキャンプ場で第2回大会を開く。将来的には町が同競技の聖地として認識されるよう、地域一体となって取り組む。
町の西木光英町長は、「ビッグスノーカップのような魅力的なイベントをさらに発展させ、子供たちが夢中になれる環境、世代を超えて交流が生まれる機会、そして町が持つポテンシャルを全国に発信する機会を創出する」とコメント。
また、協定調印式に臨んだミズノの長沼秀一執行役員は「昨年、ビッグスノーカップを共催した。大会当日は多くの町民の方々に楽しんでいただき、スポーツが地域の課題を解決する可能性を強く感じた。イベントのさらなる発展はもちろん、他の地域のモデルになることを目指して連携していく」とした。
協定書に調印した西木町長(右)とミズノの長沼執行役員