
シティプラザオーサカ全景
データ管理の一元化で業務効率を改善
充実したサポートで導入をスムーズに
来年創業40年を迎える複合型シティホテル、プラザオーサカ(大阪市、客室数653室)は、淀川を眼下に望み、最寄りの阪急十三駅からは徒歩5分で、大阪、京都、神戸に直通電車が出ているなど、好立地に位置する。
昨年には全客室のリニューアルを終え、より快適性が増した。
館内には味自慢の直営の和、洋、中、鉄板焼の各レストランとバーを完備。大阪のおいしさを堪能できることから、宿泊客から好評を博している。
併せて、以前からムスリム(イスラム教徒)対応についての要望が数多くあったため、昨年5月から、館内の本格和食レストラン「花伝」で、ムスリムの人も安心して食事を楽しめる「ムスリムフレンドリーメニュー」を提供している。5月には日本ムスリム協会が定める「ムスリムフレンドリーマーク」の使用認定を正式に取得した「おもてなし」もポイントだ。
ほかにも、ビーガンやベジタリアンにも対応したアラカルト料理を用意したほか、大阪・関西万博による訪日外国人旅行者の増加を見据えた新たなメニュー開発にも積極的に取り組んでいる。
同ホテルでは、客室のメンテナンス状態を記録する客室カルテの作成・管理の効率化や、定期報告書といった各種データ管理の一元化を目的に、今年1月からリウシス(名古屋市)が提供するメンテナンス管理アプリ「HoteKan(ホテカン)」シリーズのネイティブアプリ「設備管理」を導入している。
アプリは同社とホテル運営会社によって共同開発された唯一無二のもの。スマートフォンやタブレット端末で簡単に操作可能な画面デザインと設計を施し、現場の清掃スタッフをはじめ、設備管理者、フロントスタッフ、支配人、本社や、外部の修繕業者が故障事象ごとにやり取りができる。問題が解決され次第、その内容がデータベースとして整理される。
さらに、写真や動画付きでの共有もできることから、口頭での伝達ミスを防ぎ、修繕までの期間を短縮して、業務効率化を実現する。
「Hotekanを活用する前はエクセルを用いて全客室のカルテの作成・管理を行っていたが、写真を使うと容量が重く、データの管理が煩雑で、業務に支障をきたしていたため、生産性の向上が喫緊の課題だった。他の宿泊施設からHoteKanについての口コミを聞き、導入前からの操作研修を含む各種のサポート体制が手厚く、本契約前から営業担当者からの電話を頻繁にいただき、信頼できると感じたことから採用に至った」と宿泊部長の牧野寿和氏。
導入前の操作研修の様子
また、「HoteKan内のチャットで操作方法など不明点を気軽に相談できる。より現場目線で開発されたアプリという点も評価できる」と牧野氏。
12月に点検機能と年間計画表が自動で出力される機能も搭載する。同氏は「これからも当館に寄り添っていただき、使いやすさをさらに追求してほしい。HoteKanを通じて、これからも全てのお客さまに期待と想像を超える感動体験を届けたい」と話す。
この件についての問い合わせはTEL052(678)6543。
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