
推進会議の様子
兵庫県は1日、有識者や同県内の観光関係者による「第2回ひょうご新観光戦略推進会議」を開いた=写真。2023~27年度実施の「ひょうご新観光戦略」の中間見直しの骨子を確認。「ポストSDGs」の視点の必要性や観光の担い手の育成支援、インバウンド誘客に向けたテーマ別のターゲット設定などを盛り込むことを確認した。
同会議は、同戦略の前期2カ年の課題や消費者ニーズの変化などを踏まえ、重点施策の検討、更新を行うもの。7月に実施した1回目の会議を受け、2回目では見直しの骨子について確認、意見交換を行った。
サステナブルツーリズムの取り組みの可視化などによる推進や、高付加価値化のニーズを満たす有償ガイドをはじめとする観光人材の育成などを、中間見直しの骨子案として県が提案。
有識者や観光事業代表者からなる委員からは、広域で多様である兵庫県の価値をグローバル化の中でどう具体的に示していくのか、また同県の旅の本質を理解する層をターゲットにする上で、どういった有償ガイドが求められるのかなど、さまざまな意見が出た。
このうちサステナブルツーリズムの推進については、SDGsだけでなく、2030年以降の「ポストSDGs」を視野に、具体的なアクションプランの策定の必要性などが意見として出たほか、インバウンドプロモーションで注力分野とされるゴルフ・ツーリズムとからめて、「サステナブルツーリズムが実現できるゴルフ場」などといった、一貫性のある取り組みを求める声が上がった。
推進会議の様子