【こだわりの宿特集】ルーセントタカミヤ(山形県・蔵王温泉)


錦繍映える「葉がくれの湯」

高原感じて入る源泉風呂

 開湯1900年以上とされ、東北随一の歴史を誇る蔵王温泉(山形県山形市)。温泉街を横切る「樹氷通り」から少し入ったところに館を構える、名湯リゾート ルーセントタカミヤ(岡崎博門社長)は、その名の通り、名湯・蔵王温泉をゆったりと楽しめる、温泉リゾートホテル。豊富な湯量を誇り、「美肌の湯」「子宝の湯」などと賞される、蔵王温泉の源泉を100%かけ流しにした温泉が自慢だ。「温泉の湯質はもちろん、風呂の広さや雰囲気から、高見屋グループ内でも人気のホテルです」と岡崎社長は話す。

 同館は男女ともに露天風呂と内風呂を備える。中でも露天風呂「葉がくれの湯」は、野趣あふれる雰囲気が特長。蔵王高原の木立が眼前に広がり、吹き抜ける風を感じながら入る少しぬるめのお湯は、つい長湯してしまいそうな心地良さ。これからの季節は、紅葉や雪景色を望みながらの湯あみも楽しめる。

 さらにこのほど新たに、3、4人で入れる小ぶりな浴槽を従来の露天風呂浴槽の隣に設けた。大浴槽よりも冷めにくいことから、熱めの温泉が好きな人におすすめしたい。

 内風呂には源泉を注ぐ「木もれ陽の湯」がある。岩づくりの浴槽に湯の花が舞う様子は、秘湯を訪れたような雰囲気と好評だ。木もれ陽の湯の隣には、沸かし湯を注いだヒノキ造りの浴槽「ひのきの湯」もある。蔵王温泉は国内で2番目に酸の強い、強酸性の温泉。源泉と沸かし湯に交互に入ったり、ひのきの湯を上がり湯として使ったりするなど、さまざまな入り方ができるのがうれしい。


岩づくりの「木もれ陽の湯」

 同館に宿泊すると、蔵王温泉内の名湯一門 高見屋グループのうち名湯舎創、JURINなど7館の風呂を自由に楽しむことができる。温泉街をそぞろ歩きしつつ、湯めぐりを楽しんでみるのもおすすめだ。

 ▽山形県山形市蔵王温泉942。TEL023(694)9135。

 公式サイト:https://meito-lucent.com/


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