
私の視点 観光羅針盤
7月20日の参議院選挙の結果、与党の自民、公明両党が大敗し、日本政治は歴史的な大転換を現実化させた。自民、公明両党は昨年の衆議院選挙で少数与党に転落したために今回の参議院選挙は事実上の「政権選択選挙」とみなされていたが、参議院でも大幅に議席を失い、自公政治の限界が明確に示された。
今回の参議院選挙では数多くの国家的課題が論議されたが、特に(1)物価高・経済政策、(2)年金・社会保障政策、(3)子ども問題・少子化政策、が重要視された。石破政権は発足から約10カ月になるが、この間の場当たり的な政治の結果として、国民の不信を招き、歴史的な大敗が現実化したわけだ。今回大幅に議席を減らした自民、公明両党に対して、野党の立憲民主党や日本維新の会は獲得議席が横ばいであったが、国民民主党と参政党は顕著に議席を大幅増加させた。
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