「提案候補」選出へ ラストスパート 「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産登録


会長の平井鳥取県知事(右)と事務局長の山本群馬県知事

 「『温泉文化』のユネスコ無形文化遺産登録を応援する知事の会」の会合が8日に開かれた。温泉文化をユネスコ無形文化遺産に最短の2028年に登録するには、まずは日本政府から「提案候補」に選出される必要があり、そのタイミングは今年12月ごろとみられる。知事の会会長の平井伸治鳥取県知事は、温泉文化の定義付けや保護措置の整理、国民会議の設立など、これまでの活動で「一定の成果を固めることができた」とした上で、登録実現に向けて、関係機関や国民へのアピール活動など、登録推進の「ラストスパート」を関係者に呼び掛けた。

政府、12月ごろ判断か 
知事の会 手応えも 活動強化を

 
 知事の会には、47都道府県全てが参画している。会合は、東京都千代田区の群馬県東京事務所の会場と、オンラインを併用して開催された。

 会長の平井知事は「今年が一つの大きな節目の年。候補が絞られてきた中で、しっかりと温泉文化が頭を上げてきている手応えが出てきているが、なかなかハードルが高いところがある。関係業界と一緒になり、温泉文化の素晴らしさ、継承していかなければならない遺産であることをしっかりアピールしていきたい」とあいさつした。

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