
JR東海の丹羽俊介社長は10日の定例会見(名古屋)で、ハイブリッド方式の新形式車両「HC35形」を新製すると発表した。快速「みえ」(関西線名古屋―参宮線鳥羽間)や、高山線岐阜―下呂間、太多線全線(美濃太田―多治見間)の普通列車で使用しているキハ75形気動車を置き換えるもので、同社が在来線普通車両にハイブリッド方式を導入するのは初めて。2028~29年度に2両編成を19編成、計38両を投入する。
同社は、キハ75形(40両)が製造から約30年を迎え、更新時期に差しかかることから、新型車両の投入を決めた。22年7月に営業運転を開始したハイブリッド方式の特急車両HC85系と、同3月に営業運転を開始した通勤電車315系で培った技術を活用する。【記事提供:交通新聞】
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