
リクルートは3日、運営する旅行情報サイト「じゃらんニュース」で実施した「絶景が満喫できる観覧車ランキング」の調査結果を発表した。港やベイブリッジの絶景が一望できる神奈川県の「よこはまコスモワールド 大観覧車 コスモクロック21」が1位を獲得。上位には全国の港湾エリアに設置された大型観覧車が多数ランクインした。
空中から楽しむ特別な景観が人気、「シースルー」も魅力
リクルートが全国の20代~50代の1040名を対象に実施したインターネット調査によると、1位に選ばれた「コスモクロック21」は高さ112.5mから横浜ベイブリッジやランドマークタワー、赤レンガ倉庫などの名所を一望できる点が評価された。特に夜景は幻想的で、海と街の光が織りなすロマンチックな風景が魅力だ。
2位には兵庫県「神戸ハーバーランドumie モザイク大観覧車」がランクイン。最高約50mの高さからメリケンパークやポートタワー、海を行き交う船、六甲山系の山並みまで見渡せる。約12万個のLEDによるイルミネーションが港町ならではの夜景を演出している点も人気の理由だ。
3位は大阪府「天保山ハーバービレッジ 天保山大観覧車」。地上高112.5m、一周約15分の観覧車からは大阪港や関西国際空港、明石海峡大橋、六甲山などの絶景が一望できる。シースルーゴンドラで空に浮かんでいるような感覚が味わえ、「日本夜景遺産」にも認定された夜のライトアップも魅力となっている。
4位の東京都「葛西臨海公園 ダイヤと花の大観覧車」は高さ117mを誇り、約17分かけて東京湾や東京スカイツリー、レインボーブリッジ、遠くは富士山まで見渡せる。特に夕暮れ時は東京湾に沈む夕日が絶景だという。
5位には兵庫県「淡路サービスエリア(下り) 大観覧車」が入った。最高65mの高さから明石海峡大橋や瀬戸内海を一望できる絶景スポットで、椅子も床も透明なシースルータイプのゴンドラも用意されている。
6位は静岡県「EXPASA富士川(上り) 大観覧車 フジスカイビュー」と愛知県「名古屋港シートレインランド 大観覧車」が同率。「フジスカイビュー」は富士山や駿河湾、富士市街地を一望する雄大な景色が魅力で、「名古屋港シートレインランド」は中部地区最大級の高さ85mから名古屋港や伊勢湾の景色を堪能できる。
8位は山梨県「富士急ハイランド シャイニング・フラワー」。晴れた日には目の前に雄大な富士山が広がる絶景が楽しめる。9位の大阪府「EXPOCITY OSAKA WHEEL」は全高123mを誇る日本一の大観覧車で、全ゴンドラの床面がシースルー仕様となっている。10位は北海道「北海道グリーンランド 大観覧車」が選ばれた。
今回のランキングに選ばれた観覧車は、空調完備で夏の暑い時期にもおすすめ。秋は空気も澄み、絶景がより映える季節となる。調査は2025年7月11日~14日にかけて実施され、全国の観覧車から絶景が見られるスポットを3つまで選択する複数回答形式で行われた。