Airbnb、水中や水辺の安全対策強化へ 新機能を導入


 Airbnb Japan株式会社は8月28日、プール付きや水辺に近いリスティングを予約するゲスト向けに、水中や水辺での安全に関する情報を提供する新機能を導入すると発表した。夏季に水辺の宿泊施設への関心が高まる中、ゲストの安全確保に向けた取り組みを強化する。

専門家監修の安全ヒントをアプリ内で表示

新機能は、ゲストが予約確定後にアプリ内で利用できる。Safe Kids Worldwideとの共同開発による専門家監修の安全ヒントや、ホストに尋ねるべき質問例を自動表示する仕組み。

 「慣れない水域では決して一人で泳がない」「水深や出入り口、救助用具の場所など安全上の注意点を確認する」「緊急時の連絡先を把握しておく」「水中や水辺ではアルコールと医薬品の使用を避ける」などの具体的なアドバイスが含まれる。

 また、リスティングの安全設備やプールへの出入り口、水辺に関するルールなど、ホストに尋ねるための質問例も提供される。

 Airbnbグローバルオペレーション責任者のTara Bunchは「リスティング滞在中の水辺での事故は極めて稀だが、ゲストには準備を万全にして安心して滞在いただきたい」と述べている。

 Safe Kids Worldwide プレジデントのTorine Creppy氏も「水の事故は静かに一瞬で起こることがあるが、未然に防ぐことが可能。この機能により、旅行先で子どもたちが楽しく安全に過ごすための情報提供ができる」と新機能の意義を強調した。

 今回の取り組みは、Airbnbがこれまで行ってきた水辺の安全対策の延長線上にある。同社は長年にわたりSafe Kids Worldwideなどの専門機関と協力し、ホスト向けにプールの安全情報を提供。米国ではプールのフェンス設置支援も行っており、CDCの調査によればフェンスは子どもの溺死リスクを83%低減するという。

 Airbnbの社内データによると、今年の夏はプールや湖、ビーチにアクセスできる宿泊先への検索が昨年より増加。今回の新機能導入は、こうした水辺のリスティングへの関心高まりを受けたものだ。

 なお、Airbnbは2007年の創業以来、現在では世界中で500万人以上のホストが活動し、これまでに20億回を超えるゲスト受け入れ実績がある。

 
 
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