
大阪観光局が観光客のマナー啓発の取り組みを加速させている。ゴミ捨てや交通、騒音に関わるルールを啓発するチラシやポスターを配布するほか、スーツケースの宿泊施設などへの放置、投棄問題の改善に向けたルール作りなどを推進。観光客と観光従事者、住民のいずれもが快適、安全な地域社会づくりの実現と維持を目指す。
マナー啓発については、「6 Key Rules in Osaka City」と銘打ったチラシ=写真=とポスターを作成、宿泊施設などに配布する。6ルールとして明示するのは、不法投棄や騒音、路上喫煙の禁止など。
併せて大阪市内を中心に問題となっている、不要スーツケースの放置問題についても取り組む。ホテルなどと連携したルール作りを進め、部屋やロビーに置き去りにした場合の処分費用の請求などについてルール化を促す考えだ。
8月29日の定例会見に出席した溝畑宏理事長は取り組みの意義を述べた上で「啓蒙、普及、抑止を進めていきたい」と意欲を語った。
チラシ