【観光DX特集】アビリブの予約システム MAツールで顧客を囲い込む


「abi―Booking 予約プロクロス」のロゴ

観光業界が直面するさまざまな課題解決へ

 人手不足や増え続けるインバウンドへの対応など、観光業界が直面する課題の解決に、デジタル技術を生かしたさまざまな商品・サービスが提供されている。ここでは「観光DX」を実践するための各種システムを紹介する。

 アビリブの予約システム「予約プロクロス」は今年5月、さらなるサービス間の機能連携を強化するため「abi―Booking 予約プロクロス」に名称変更した。システムは、全国約2千の宿泊施設が利用。同社によると他社システムからの乗り換えも多く、その理由は、自社予約数とリピート率を上げるための使いやすさと設計にあるという。乗り換えで自社予約が15%前後改善した例も多いとしている。


「abi―Booking 予約プロクロス」のロゴ

 特徴は(1)会員の囲い込みを行う会員価格表示機能(2)Google提供の「Free Booking Link」掲載パートナーに公式認定されているためGoogleホテル検索と無償で連携可能(3)多言語自動翻訳もでき、簡単に多言語プランを販売可能(4)「カート機能」は、複数の異なるプランをカートに入れて、一度にまとめて予約可能―など。

 最近リリースの「ランディングページ(LP)生成機能」は、特別プランの訴求に最適で、予約率アップをサポートする。また、東南アジア各国で圧倒的なシェアを持つ決済手段、アリペイプラス決済に宿泊予約システムとして初対応。プラン表示のデザイン切り替えも可能で、切り替えは施設・予約者ともにできるため、最適な見せ方の提供が可能。さらに、ウィジェット機能を利用することで、単なる予約ページにとどまらず、公式サイトを回遊させながら予約させることが可能だ。

 8月リリースの「abi―MA」は、予約プロのデータを自動で取り込み、顧客に自動でキャンペーンメールやお礼メール、リマインドメールが送れるマーケティングオートメーションツール。顧客の囲い込みをさらに強化した。

 同社では、「固定費のみの分かりやすい料金設定で、予約の従量課金がない。多言語AIチャットボットのアビチャットとの連携により、チャット上で空室検索が可能」とアピールしている。

株式会社アビリブ


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