
設立総会の様子
低速での公道走行が可能な電動車両による移動サービス「グリーンスローモビリティ」、通称・グリスロ。今月、車両の開発・運行に携わる地域の企業や導入を計画している自治体、個人の研究者などで構成される「グリーンスローモビリティ協議会」(東京都渋谷区、以下、協議会)が発足した。9月5日には、東京・日本橋のロイヤルパークホテルで設立総会が開かれ、45団体が出席。2025年度の事業案説明が行われた。
58の団体が参画 連携密に認知度向上へ
協議会は、国土交通省出身で観光庁にも在籍していた武蔵野大学経営学部経営学科特任教授の三重野真代氏が理事長に就任。副理事長は、広島県でグリスロを活用した観光・移動サービスを展開するアサヒタクシーの山田康文社長が務める。
「グリスロ」の名称は、2018年、当時国交省でグリスロの実証実験などを推進していた三重野氏が命名。当時から協議会の設立は打診があったが、三重野氏の異動やコロナ禍などが重なり、7年越しでの協議会発足に至った。2025年9月1日現在、58団体が会員として所属している。
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