かんざしとソラシドエア、地方創生で業務提携 九州・沖縄向けパッケージツアーを企画


国内航空券と宿泊をセットにした旅行商品を販売

株式会社かんざしは9月2日、株式会社ソラシドエアと地方創生分野における連携並びに旅行関連商品の企画・販売を目的とした業務提携を開始したと発表した。

かんざしは「Make Sustainable Nippon – 『旅館・ホテル・地場企業など』と『地方自治体』に最も必要とされる企業になる」というビジョンを掲げ、『旅館・ホテルテック事業』『HRテック事業』『観光テック事業』を手掛ける企業である。本社を東京都千代田区に構える同社は、2016年8月31日に設立され、秋山匡秀氏が代表取締役社長を務める。2017年から2025年にかけて経済産業省のIT導入支援事業者認定企業となっている。

一方のソラシドエアは、本社を宮崎県宮崎市に構え「九州・沖縄の翼」として主に羽田空港と九州・沖縄を結ぶ路線を展開している航空会社だ。毎日14路線80便を運航し、ボーイング737-800型機を14機保有している。機材は平均81センチのゆとりある座席間隔を確保し、快適な機内環境を提供している点が特徴。

今回の提携により、両社は九州・沖縄地方における観光を軸とした持続可能な地方創生の実現を目指す。「九州・沖縄の翼」として路線を展開するソラシドエアと、豊富な旅行コンテンツと観光プロモーションノウハウを有するかんざしが連携することで、シナジー効果を狙う。

具体的な連携内容は4項目にわたる。第一に旅行関連商品の企画・造成に関する協力、第二に旅行関連商品の販売・プロモーションにおける連携、第三に地方自治体や観光関連団体との連携、第四にその他地方創生分野における協力。。

両社は国内航空券と宿泊をセットにし、地域の特色を最大限に活用して企画したパッケージツアーを提供する。これまで培ってきた知見とネットワークを活かし、国内外旅行者の誘致による地域への交流人口の拡大を目指した協業を進める方針だ。

ソラシドエアは1997年7月3日に設立され、山岐真作氏が代表取締役社長を務める。同社はブランドプロミス”空から笑顔の種をまく。”の下、安全安心で快適な空の旅の提供に努めている。また、九州・沖縄のヒト・コト・モノをつなぐ地域振興プロジェクト「”九州・沖縄プロモーター”つながりは無限大」などの取り組みも行っている。

この業務提携により、両社は観光需要の創出と地域経済の活性化を支援していくとしている。

 
 
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