
佐世保・松浦の好立地ホテルを拠点に観光拠点を強化
アイコニア・ホスピタリティは9月1日、長崎県内の3ホテル「ホテルローレライ」「セントラルホテル佐世保」「松浦シティホテル」の運営を開始した。同社の長崎県内への出店は初めて。運営開始により、同社の全国展開は40都道府県184棟25,342室となった。
新たに運営を開始した3ホテルは長崎県北部の主要観光地・佐世保市と松浦市に位置する。「ホテルローレライ」は人気テーマパーク「ハウステンボス」から徒歩8分、JR「ハウステンボス」駅からは徒歩1分の好立地。95室の客室に加え、天然温泉大浴場を備える。駐車場は250台分を完備し、観光客の利便性に配慮した施設となっている。
「セントラルホテル佐世保」は168室を有し、日本一の長さを誇る直線アーケード商店街「させぼ四ヶ町商店街」の近くに位置する。このアーケードは三ヶ町商店街と合わせると約960メートル、160店舗以上が軒を連ねる佐世保の中心部にあり、ビジネス・観光の拠点として好適なロケーション。
松浦市にある「松浦シティホテル」は47室の客室を持ち、「アジフライの聖地」と呼ばれる地域性を活かした料理が特徴。アジの水揚げ量は日本一を誇り、新鮮な松浦グルメを堪能できる宿泊施設だ。
長崎県は中国、韓国、欧州との交易の歴史や美しい自然景観など多彩な観光資源を持つ。特にハウステンボスは1992年のオープン以来、国内外から多くの観光客を集める代表的な観光スポット。新アトラクションの登場により、今後さらなる人気が期待されている。
アイコニア・ホスピタリティは今年7月1日に社名変更を実施。前身の株式会社マイステイズ・ホテル・マネジメントから新たなブランド戦略を展開している。5月29日には全国170棟以上の施設で利用できるロイヤリティプログラム「GoTo Pass」も開始した。
同社は代表取締役会長の山本俊祐氏と代表取締役社長の代田量一氏のもと、国内の宿泊特化型ホテルやフルサービスのコミュニティホテル、リゾートホテル、温泉ホテル・旅館などさまざまな業態の施設を運営。従業員数は11,961名(2025年8月1日現在、グループ会社を含む)となっている。
長崎県での運営開始により、同社はグループメリットや運営経験、ノウハウを活用し、地域の宿泊ビジネスと観光産業の発展に貢献するとしている。