
山形県の観光キャラバンが8月26日、東京の観光経済新聞社を訪問。米沢市、南陽市など同県置賜地方のこの秋の観光情報を伝えた。
米沢市では9月11~13日、「第3回よねざわオープンファクトリー」を開催。市内企業の工房・工場で、市の伝統産業・織物をはじめ、醸造、木工、印刷など、ものづくりの現場を観光客や地元生徒らに見て、体験してもらう。初回に1500人、2回目に4千人が参加。今年は7千人の参加を見込んでいる。
10月11日は市営野球場で「よねざわ戦国花火」を開催。地域の歴史「慶長出羽合戦」をテーマに、1時間に8千発の花火を打ち上げるとともに、ドローンの演出など、エンターテインメント性の高いショーを繰り広げる。初開催の昨年は1万8千人が来場。今年は2万4千人の来場を見込んでいる。
南陽市では10月3日から11月5日まで「菊まつり」を開催。大正時代、地元の料亭で木彫りの人形に菊が飾られたことを起源とする伝統の行事。前半を10月3~14日に宮内会場(熊野大社周辺)、後半を10月15日~11月5日に花公園会場(南陽市中央花公園)で開催する。
「東北の伊勢」と呼ばれる同市の熊野大社では、「神主巫女(みこ)体験」が楽しめる。本職と同じ装束をまとい、正しい作法や所作を体得してもらう。外国人観光客にも人気。
同市の赤湯温泉街から近い十分一山の「南陽スカイパーク」はスカイスポーツのフライトエリアが整備され、パラグライダーや気球のフライト体験を楽しめるほか、天候条件により高確率で雲海を眺めることができる。
訪れたのはプラットヨネザワの宮嶌浩聡CEO(米沢観光コンベンション協会副会長)、南陽市商工観光課観光ブランド係の星雄太主事、山形県置賜総合支庁観光振興室の渡部絵理・観光振興専門員、同室の安部優佑主任主事、同県東京事務所の高瀬康信・流通対策課長。
本社を訪れた山形県のキャラバン