
会見での記念撮影(中央左は中国駐東京観光代表処の欧陽安首席代表)
日本旅行業協会(JATA)は8月7日に記者会見を開き、アウトバウンド促進協議会(JOTC)東アジア部会中国ワーキンググループの部会活動の一環として、中国駐東京観光代表処と共同で「西安城壁ウォーキングイベント」を11月7日に開催することを発表した。
2024年11月30日に短期滞在ビザの免除措置が再開され、査証免除前の24年と比較して25年1~6月累計訪中客数は約3.5倍に増加している。一方で18年比では20.5%の回復状況にとどまり、特にレジャーの回復が芳しくないという。
こうした現状を受け、中国への渡航活性化を図るべく、同イベント施策を展開する。ウォーキングラリーは西安城壁約13.7キロをスタンプラリー形式で巡るもの。コースは城壁を全て回る長距離、中距離(約7キロ)、短距離(約3キロ)と幅広く設定した。ウォーキングラリーのほか、獅子舞の特別歓迎セレモニーや武将による城壁入場パフォーマンスなども予定している。
周辺には漫画「キングダム」の舞台となった秦の始皇帝陵と兵馬俑坑、「シルクロード:長安―天山回廊の交易路網」などがあり、世界遺産も周遊できる西安を会場にすることで、北京や上海などの大都市圏への集中を防ぎ、中堅都市への誘客を推進する狙い。集客目標は250人に据えた。
参画会社はJTB、読売旅行、クラブツーリズム、阪急交通社など10社(8月6日時点)。
会見での記念撮影(中央左は中国駐東京観光代表処の欧陽安首席代表)