
「SAKATA LOG HOUSE」の外観
訪日客や学生の需要取り込み図る
山形県の最上川で舟下り事業や宿泊施設「R;MOGAMI」(アールモガミ)を展開する最上峡芭蕉ライン観光(戸沢村、鈴木富士雄社長)は9月1日、酒田市内に「SAKATA LOG HOUSE」(サカタログハウス)を開業する=写真。2階建ての1棟貸し施設で、インバウンドやファミリー層に加え、部活動などで訪れる学生の利用も見込む。
今回開業するログハウスは、戸建てが並ぶ別荘地に立地。同社の鈴木社長が知人から物件を借り受けた施設で、ベッドやエアコンの設置、アールモガミと同様の無人チェックインシステムの導入やそれにかかる配線工事など、施設改修には合計約1千万円が投入された。
「SAKATA LOG HOUSE」の外観
施設は2階建てで、客室は計3室。1階の1室にはシングルベッド2台、2階の2室にはダブルベッドを2台配置した。板の間に布団を敷くこともでき、最大収容人数は12人まで対応している。屋外にはサウナ室も新設したほか、隣接する庭ではバーベキュー設備も貸し出している。飲用水には厳格な水質基準51項目を満たした井戸水を使用するなど、生活環境にもこだわった。
客室の様子
屋外のサウナ施設
同社によると、開業後は酒田を訪れるインバウンド観光客やファミリー層の需要取り込みに加え、近隣にはヨットカヌー場もあることから、同施設を利用する学生の合宿所としても活用してもらうことを想定しているという。
通常利用料金は、6万円から(1泊4人利用時)。オープン直後の9月中は、特別プランとして4万円(同)で利用できる。5人目以降は、1人5千円の追加料金が発生する。