
【表タイトル:2024年度 都道府県魅力度ランキング】
リクルートのじゃらんリサーチセンター(JRC)は7月15日、「じゃらん観光国内宿泊旅行調査2025」の「都道府県魅力度ランキング」を発表した。「魅力的な宿泊施設があった」「地元ならではのおいしい食べ物があった」など9部門でランキングを公表。総合満足度1位には、前回トップ10位圏外だった香川県が選出。「今後の行きたい旅行先」1位には北海道が選出された。
「じゃらん観光国内宿泊旅行調査」は、観光などを目的とした宿泊を伴う国内旅行(出張・帰省・修学旅行などを除く)の実態を調べるもので、「旅行市場動向編」「都道府県魅力度ランキング編」で構成されている。今回発表された都道府県魅力度ランキングは、2024年度(2024年4月~25年3月)における魅力度を調査。総合満足度1位に輝いたのは香川県で、23年度はトップ10位圏外だったが、今年度は大きく躍進した。
香川県が1位になった要因について、JRC主席研究員の森戸香奈子氏は「日本人の国内旅行に対する価値観の変化」が背景にあると分析。訪日外国人観光客が増加傾向にある中、旅行費用も全国平均と比較して安く、日本人が求めるスローでローカルな旅先として評価されたと考察した。
また、同ランキングの「地元ならではのおいしい食べ物があった」部門では7位、「子どもが楽しめるスポットや施設・体験があった」部門では8位にランクインするなど、食と施設が強みになっていることも評価ポイントだとした。
調査では、参考として「今後行きたい旅行先」のランキングも発表され、1位には北海道、2位には沖縄県、3位には東京都・京都府が選出された。