
観光庁がこのほど発表した旅行・観光消費動向調査の速報値によると、2025年4~6月期の日本人国内旅行消費額は前年同期比6.2%増の6兆7988億円となり、統計上比較可能な2010年以降で4~6月期として過去最高を記録した。内訳は、宿泊旅行が4.3%増の5兆2916億円、日帰り旅行が13.5%増の1兆5073億円で、日帰り旅行の伸びが全体をけん引した。
月別の動向を見ると、国内旅行消費額は4月が4.2%減だったものの、5月が13.2%増、6月が8.2%増と増加。宿泊旅行は4月が9.8%減、5月が12.8%増、6月が9.0%増だった。一方、日帰り旅行は4月が最も多い20.7%増で、5月は15.1%増、6月は5.7%増と全ての月で前年を上回った。
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