
JR6社は18日、お盆期間(8~17日)における新幹線や在来線特急の利用状況を公表した。
■JR北海道
JR北海道のお盆期間中の新幹線・在来線特急の利用状況は27万人で前年比30%減となった。このうち、北海道新幹線は9万人、在来線特急は18万人で、新幹線・在来線特急はすべての列車が前年を下回った。ただし、前年は台風の影響などで航空機が多数欠航となり、一部の線区で鉄道の利用者が増加していた。
駅利用実績では、札幌駅の乗降人員は141万9千人で前年とほぼ同水準となった。一方、新千歳空港は42万6千人で前年から約3万人増加。前年比8%増となった。
■JR東日本
JR東日本のお盆期間中の新幹線・在来線の利用者数は474万9千人で、前年比7%増となった。
このうち東北新幹線は、大宮―宇都宮間・古川―北上間が210万2千人、盛岡―八戸間が31万1千人だった。このほか、上越新幹線(北陸新幹線含む)は135万5千人、北陸新幹線は77万4千人、秋田新幹線は9万2千人、山形新幹線は10万2千人。E8系車両の故障で大規模運休が生じた山形新幹線以外は前年を上回った。
■JR東海
JR東海のお盆期間中の新幹線・在来線特急の利用は426万2千人で前年比13%増となった。
このうち東海道新幹線は409万1千人で、小田原―静岡間の「のぞみ」は291万3千人、「ひかり」は65万7千人、新横浜―小田原間の「こだま」は52万1千人だった。
在来線特急は17万1千人。特に、富士―富士宮間の「ふじかわ」は1万人で前年比443%増、豊川―本長篠間の「伊那路」は2千人で同335%増と大きく伸ばした。
■JR西日本
JR西日本のお盆期間の新幹線・在来線特急の利用は304万6千人で前年比7%増だった。このうち山陽新幹線が193万4千人(前年比7%増)、北陸新幹線が39万3千人(同1%減)、在来線特急が71万8千人(同11%増)だった。
一方、京阪神地区の近距離券の利用者数は前年比7%増だった。
■JR四国
JR四国のお盆期間中の利用状況は、瀬戸大橋線が30万人で前年比11%増だった。主要3線区(予讃線・土讃線・高徳線)は13万5千人で同9%増だった。
瀬戸大橋線を列車別に見ると、「しおかぜ」が7万5千人で前年比12%増、「南風」が4万1千人で同5%増、「マリンライナー」が18万1千人で同13%増となった。
■JR九州
JR九州のお盆期間中の利用者数は、新幹線・在来線特急の合計が約71万7千人となった。大雨の影響などで前年比2・9%減だった。
九州新幹線は、博多―熊本が37万7千人で同0.7%増となった。在来線特急は34万人で同6.6%減となった。