
全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は18日、お盆期間(8~17日)の利用実績をまとめた。両社が1日に公表した予約状況からさらに伸びをみせ、両社ともに国内線は前年からやや増加、国際線は2桁増と、需要の回復基調がみられた。
国内線の旅客数はANAが159万1033人で前年比7.4%増。搭乗率は90.6%だった。方面別では、関西方面が搭乗率93.3%と最も高く、大阪・関西万博の開催が追い風になったとみられる。そのほか、沖縄(92.1%)、東北・北陸(91.7%)方面も好調だった。
JALの旅客数は118万4958人(同5.9%増)、搭乗率は89.5%だった。方面別では、全ての方面で旅客数が前年を上回り、搭乗率は中国・四国、九州、沖縄方面で前年を上回った。
国際線の旅客数はANAが26万4129人(同13.2%増)で、搭乗率は88.2%。ハワイ路線では過去最多の約2万3千人が利用し、搭乗率も91.4%と好調だった。
JALの旅客数は23万1366人(同10.5%増)で、搭乗率は88.5%。北米、東南アジア、ハワイ路線を中心に利用が増加した。
両社の日別のピーク日は、国内線の下りが9日、上りが17日。国際線は日本発が9日、海外初または日本着が16日。