【交通トレンド分析289】東海道新幹線乗車時に活用、スターバックスのモバイルオーダー 鳥海高太朗


 私自身、現在ほぼ週1回のペースで東海道新幹線を利用している。静岡で週1回のレギュラー番組に出演していることに加えて、最近では大阪・関西万博で大阪へ行く際に利用することも多い。

 私自身は無類のコーヒー好きであり、新幹線車内で飲むのがルーティンになっている。最近では東海道新幹線の一部の駅では、新幹線改札の中にある「スターバックスコーヒー」を利用する機会が多い。改札内にあることで、遠回りせずにコーヒーを買えるのは非常にありがたい存在である。

 私自身は、東京駅、静岡駅、名古屋駅、京都駅、新大阪駅の各駅にて利用することが多いが、それ以外にも品川駅、浜松駅などでも改札内に店舗がある。新幹線改札内の店舗は、新幹線発車間際に利用する人も多く、東京駅、品川駅、名古屋駅、京都駅、新大阪駅ではトールサイズのみの提供となっている。おそらく、少しでもスピーディーに提供することを目指すうえでの対応だろう。

 なお、静岡駅や浜松駅については改札内店舗でも全てのサイズを提供し、東京駅でもJR東日本(在来線)の改札内店舗でも全てのサイズが注文可能だ。

 最近では、スターバックスのスマートフォンアプリをダウンロードすることで「モバイルオーダー」が可能で、東海道新幹線の改札内店舗でも対応している。特に新幹線の発車時間が迫っている時などは非常に重宝し、改札内スターバックスに到着する10分前前後にモバイルオーダーをしておくと、到着した段階ですぐに受け取って新幹線ホームへ向かうことができるのだ(ドリンクが出来上がった段階でスマートフォン上に通知される)。

 混雑が予想される時は早めにオーダーしておいた方が安心だが、私の経験上ではほとんどが10分以内に提供されている。閉店間際および大混雑時など「モバイルオーダー」が停止されることもあり、その点は注意が必要であるが、基本的にレジに並ぶ必要がなく、決済もオンライン注文時に事前にクレジットカードなどでチャージした残金から引かれるので、スターバックスの店舗でドリンクを受け取るだけで済むのはありがたい。

 一度利用すると便利すぎることを実感する人が多いのだが、一つ注意が必要なのは、東京駅、名古屋駅では改札によっては、いったんホームに上がって、違う新幹線改札口に行かなければならないケースがあり、モバイルオーダー時にはスターバックスの場所を確認した上で利用する改札を決めることを心掛けたい。ぜひ、活用してみてはいかがだろうか。

(航空・旅行アナリスト、帝京大学非常勤講師)

 
 
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