
日本政策金融公庫はこのほど、全国中小企業動向調査の今年4~6月期分を公表した。同期の小企業(原則従業者20人未満)の業況判断DIは前期(1~3月期)比2.7ポイント増のマイナス23.1、中小企業(原則従業員20人以上)の業況判断DIは同4.6ポイント減の2.9だった。景況について、小企業は「持ち直しの動きに足踏みがみられる」、中小企業は「持ち直しの動きがみられる」とした。
小企業の業況判断DIは、業況が「良い」と回答した企業割合から「悪い」と回答した企業割合を引いた値。
業種別では、飲食店・宿泊業が前期比4.8ポイント増のマイナス21.5。全業種計と同様、前期からマイナス幅が縮小した。近年、2023年4~6月期のマイナス2.1をピークに下降傾向となっていたが、同期はマイナス水準ながら上昇した。
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