
JNTO
7月の訪日外国人旅行者数は、前年同月比4.4%増の343万7千人となり、7月として過去最高を記録した。1~7月累計では前年同期比18.4%増の2495万5千人に達した。
日本政府観光局(JNTO)が20日夕に発表した推計値。
東南アジアなどの一部では夏季は訪日需要が落ち着く時期だが、東アジアや欧米豪を中心に、スクールホリデーに合わせた訪日旅行の需要が高まった。
特に、台湾は60万4千人(前年同月比5.7%増)で、1カ月当たりの過去最高を更新した。高雄―仙台の新規就航、高雄―成田の増便、台北桃園―石垣のチャーター便運航をはじめ、航空座席数の増加などがプラス要因となった。
台湾以外の東アジアでは、中国が同25.5%増の97万5千人と好調だったが、「日本で地震が発生する」といった根拠のない情報がSNSで拡散された韓国と香港は、前年同月の実績を下回った。韓国が同10.4%減の67万9千人、香港が同36.9%減の17万6千人だった。
欧米豪では、米国が同10.3%増の27万7千人、フランスが同23.7%増の4万6千人となり、いずれも7月として過去最高。東南アジアでは、インドネシアが同27.2%増の3万8千人で7月として過去最高を記録した。